INTERVIEW 02

スタッフインタビュー02

理学療法士/Tさん

訪問看護ステーションと障がい児デイサービスを兼務して活躍しているTさん。
スポーツリハビリや総合病院などで理学療法士として17年の経験後にSENSEに入社。小児リハは初挑戦ということで、挑戦に至った経緯や実際の大変さ・やりがいなどのお話を聞いてみました!

【理学療法士】私が理学療法士になった理由ときっかけ

17年もの経験を持つTさん。理学療法士としてどんなご経験をされたんですか?

理学療法士になって最初に勤務したのはスポーツリハビリに特化した総合病院で、高校大学・オリンピックのアスリートをリハビリしていました。スポーツリハビリって怪我して復帰するのがゴールではなくて、怪我する前の記録よりも良くならないとリハビリが成功したと言えないんですよね。レギュラーから外されてリハビリ中に隅で泣いている選手の方もいましたし、怪我だけでなく精神面のケアをすることも大変でしたね。
その後は診療所で外来リハビリを立ち上げ、デイサービス、デイケア、介護老人保健施設、訪問リハビリを立ち上げて臨床に携わり、その後にSENSEに入社しました。

理学療法士になって良かったところは、人から「ありがとう」って言ってもらえることです。 「ありがとう」って、すごく身近にある言葉だと思うんですが、僕はすごく大事にしていて、人の役に立てるっていうのはすごくやりがいのある仕事だなって思っています。

どうしてSENSEで働こうと思ったんですか?

きっかけは登録していた求人サイトで代表の松田社長からスカウトが届いたことです。 実際に面接で会って話してみて、そこで自分が持っていた価値観とは違ったものを持っていることを知りました。
僕は医療は医療、介護は介護、福祉は福祉、と考えていたんですが、松田社長は保育・医療・介護・福祉を横一線に捉えて、1つの繋がりを持って考えていました。
これって全部みれるっていうことなんですよね。小児から入って、児発・放課後デイで18歳までみれて、その後は生活介護、働ける方に関しては久遠チョコレート名古屋滝ノ水店の就労継続支援B型で働きながらやりがいを得られるという。 この流れにすごく共感を得て、その中で自分の経験を活かせられたらなと思ったんです。

松田社長のすごいなぁと思う部分って、自分の強い信念を持っていて、その中で僕らに色んな選択肢を与えてくれて、それをどう結びつけるかっていうのを考える機会を与えてくれてるんです。「こうじゃなきゃダメだよ」っていうのはあまり言われなくて、「こういう選択肢もあるよ」っていうのをいくつか提示してもらえるんですよね。
僕は今まで後輩にも「これをやりなさい」ってあまり言ったことが無くて、「こういう手技もあるし、これがダメだったらこうしてごらん」っていう提示の仕方をしてきたので、なんか共感する部分もあって。
そういう社長のもとで働いて学んでみたいなぁと思ったんですよね。

働く上での大変さはどんなところですか?

リハビリって結局コミュニケーションがすごく大事です。
たとえば臨床1年目って技術では絶対に17年目のスタッフには勝てないんですが、コミュニケーション能力は対等なんですよね。
実際に今まで臨床経験した中でも、患者さんとの信頼関係がしっかり出来ている若いPT(理学療法士)さんがいました。患者さんからしてみると、どんな経験を積んだ先生よりもその若い先生の方が良いっていう関係性が出来ていて。やっぱりそれってしっかりコミュニケーションが取れてるからなんですよね。

ただ、今SENSEで行っている小児となると、コミュニケーションが大変なんですよ。そうなった時にどうするかっていうと、やっぱり親御さんなんですよね。 そこが多くのPTが躓いたり身構えてしまうところであって、僕自身も悩んでる部分でもあります。

言い方が難しいんですが、障がい児を持つ親御さんって、お子さんのことをすごく大切に思っていて、かつ、より高い望みをお持ちなんですよね。それにどう応えていくかっていうのは僕たちが悩むところで、その気持ちを分かってるからこそ避けちゃうところでもあると思うんです。多分永遠の課題だと思うんですけど。。
もう泣きわめいちゃって自分が思っていたリハができなくて、親御さんから「ごめんなさい〜今日は機嫌悪くて…でもありがとうございました」って言葉をいただくのが本当に申し訳ない日もあります。環境設定とか上手くできたらまたその日違うアプローチができたのかなぁって考えたりもしますね。

でもそこが上手く噛み合って、お子さんの進歩が見えて親御さんと共感できた時っていうのは本当に嬉しくて、家に帰ったあとの酒が美味しかったです笑。いやぁ良い仕事した〜!って。
そういうのが小児の大変なところであり、やりがいのあるところですね。

SENSEでのお仕事を考えている方にメッセージをお願いします!

小児=難しいって考えているセラピストの方、多いと思います。
僕も17年間整形とかスポーツリハに特化したリハビリをしてきて、全く小児に接する機会はなかったです。でも、そんな自分でもなんとか出来てます!興味があれば第一歩踏み出していただけると嬉しいです。
小児のことばっかり喋っちゃいましたが、今後高齢者のリハビリにも力を入れて行きたいと思っています。 高齢者に接してきたセラピストの方って多いと思うで、高齢者リハを引き続きやっていきたい方だったり、あとは高齢者リハをやりながら少しずつ小児に挑戦してみたいなって方、ぜひ一緒に働きたいです。今までの経験をぜひご指導いただきたいなって思っています!